葬式・葬儀の髪型マナー|ボブ・ロング・ショートの長さ別・男女別の簡単アレンジと注意点

突然の訃報で葬儀に参列することになったものの、髪型をどう整えればいいか分からず困っていませんか?特にボブやロングヘアの方は「おろしたままでも大丈夫?」と不安になることも多いでしょう。美容院に行く時間もなく、自分でなんとかしなければならない状況で焦ってしまう方も少なくありません。

結論からお伝えすると、葬儀・法事での髪型は「清潔感」「控えめさ」「お辞儀の邪魔にならない」の3つのポイントを押さえれば、誰でも適切なスタイルを作ることができます。ボブヘアの方はそのままでも問題ない場合が多く、ロングヘアをおろしたままの参列はNGです。法事は葬儀より多少緩やかですが、基本的なマナーは共通しています。

当記事では、ボブ・ロング・ショートなど長さ別の具体的なアレンジ方法から、急な葬儀での緊急対応術まで、実践的な情報をお伝えします。

目次

ボブヘアの葬式・お通夜の髪型マナーと簡単アレンジ

ボブヘアは一見整って見えるため「このままでも大丈夫」と思われがちですが、顔にかからないよう整えることが基本マナーです。特にお辞儀や焼香の際に髪が邪魔になると、何度も髪を気にする仕草が目立ってしまいます。

ボブはそのままで大丈夫?基本マナーと判断基準

ボブヘアの場合、そのまま参列できるかどうかは「顔にかかるかどうか」で判断します。

お辞儀をしたときに髪が顔にかからない長さであれば、ブラッシングで整えるだけで問題ありません。一方、顎ラインより長いボブやお辞儀で髪が落ちてくる場合は、ピンで留めるかまとめ髪にする必要があります。

⚠️ 判断のポイント:鏡の前で実際にお辞儀をしてみてください。そのときにサイドの髪が顔にかかるなら、何らかの対処が必要です。

前髪あり・前髪なしボブの整え方

前髪ありボブの場合は、前髪が眉毛が少し見える程度の長さに整えます。目にかかる長さの場合は、横分けや斜め分けにして自然に流しましょう。ヘアピンを使用する際は、黒色の小さめのものを選び、あまり目立たないように留めることが大切です。前髪が短くても目にかかる場合は、無香料のワックスやジェルを少量使って軽く整えると良いでしょう。ただし、つけすぎると不自然に見えるため注意が必要です。

前髪なしボブ清潔感のある髪型として葬儀の場に適していますが、サイドの髪が顔にかかりやすいという注意点があります。

📝 前髪なしボブの基本スタイリング

  • サイドの髪は耳にかけるか小さな黒色ヘアピンで固定
  • 顎ラインより長い場合は後ろで低めに一つにまとめる
  • 毛先が跳ねる場合はストレートアイロンで軽く整える

特に長めのボブの場合、髪の毛先が肩に当たって跳ねることがあります。事前に軽くアイロンで整えておくと、一日中きれいな状態を保てます。

ボブの簡単アレンジ手順(5分でできる)

急な葬儀でも自宅で5分程度でできる、ボブヘア向けの簡単アレンジ方法をご紹介します。

⭐ サイドねじりピン留めスタイル(所要時間:約3分)

  1. 顔周りの髪を2〜3cmほど取り、後ろ向きに軽くねじる
  2. 黒色のヘアピンで耳の後ろあたりに固定する
  3. 反対側も同様に行い、全体のバランスを整える

⭐ 簡単お団子アレンジ(所要時間:約5分)

  1. 手櫛で髪全体をまとめ、耳たぶの延長線上の位置で黒いゴムで一つ結びにする
  2. 結んだ毛束の中心を手で押し、毛先が円になるように広げる
  3. 毛先を広げたまま丸く形を作り、上からもう一つゴムを被せて結ぶ
  4. お団子の結び目付近の髪を爪先でつまみ、少し引き出してバランスを整える

どちらのアレンジもシンプルで控えめな印象を心がけることが重要です。高い位置でのアレンジは慶事(お祝い事)を連想させるため控えましょう。

パーマボブの対処法

パーマをかけているボブヘアは、そのままだとボリュームが出て華やかな印象になりやすいため、対処が必要です。

🔧 パーマボブの整え方

  • 無香料のワックスやジェルでパーマのボリュームを抑える
  • 黒色のヘアピンを使って、サイドをタイトにまとめる
  • ボブの長さが足りてまとめられる場合は、低い位置でお団子にして毛先を隠す

自然なウェーブやゆるいパーマであれば、ワックスで軽く抑える程度で問題ありません。ただし、強めのパーマで毛先がくるくるしている場合は、お団子やピン留めでしっかりまとめましょう。


葬式でロングヘアをおろしたままはNG?まとめ髪の基本とやり方

ロングヘアをおろしたまま葬儀に参列するのは基本的にNGです。 多くの方が「おろしたままでも大丈夫では?」と考えがちですが、葬儀マナーとしては適切ではありません。

肩のラインよりも長い髪を下ろしたままにしていると、焼香や挨拶でお辞儀をする際に髪が顔にかかり、何度も手で直す姿が目立ってしまいます。また、髪が祭壇や焼香台に触れる可能性もあります。葬儀は公的な場であり、参列者としての品位を保つためにも、髪はまとめることが基本マナーです。

ロングヘアをおろしたまま参列できない理由

⚠️ NGとなる具体的な理由

  • お辞儀の際に髪が落ちて悪目立ちする
  • 身だしなみとして清潔感が損なわれる
  • 焼香や挨拶時に不快な印象を与える可能性がある

特に葬儀ではお辞儀をする機会が非常に多く、受付での挨拶、焼香、遺族への挨拶など、頭を下げる動作を繰り返します。そのたびに髪が顔にかかり、手で直している姿は故人や遺族に対する敬意を欠いていると受け取られかねません。

低い位置でのひとつ結び・お団子・シニヨンの作り方

🎯 基本の低めひとつ結び(所要時間:2分)

最もシンプルで失敗しない方法です。

  1. 髪全体をブラシで整える
  2. 耳たぶより下の位置で髪をまとめる
  3. 黒色のヘアゴムでしっかりと結ぶ
  4. 毛先が跳ねている場合は軽く内巻きに整える

⚠️ 重要:結ぶ位置は必ず耳より下にしてください。高い位置で結ぶとポニーテールのように華やかな印象になり、慶事を連想させてしまいます。

🎯 基本的なシニヨン(お団子)の作り方(所要時間:3分)

より上品な印象を与えるお団子アレンジです。親族として参列する場合に特に適しています。

  1. 髪全体をブラシで整え、後頭部の低い位置でひとつ結びにする
  2. 結んだ毛束をねじりながら、結び目の周りに巻きつける
  3. 毛先をヘアピンで固定し、形を整える
  4. 全体をヘアスプレーで固定して完成

シニヨンを作る際は、きつく巻きすぎず自然な丸みを心がけましょう。使用するヘアゴムは黒色で目立たないシンプルなものを選び、必要に応じてヘアネットを使用しても問題ありません。

ロングヘアのギブソンタックのやり方

ギブソンタックは、シンプルでありながら品のある印象を与える、葬儀に適した髪型として人気があります。自分でも比較的簡単にできるアレンジ法です。

⭐ ギブソンタックの手順(所要時間:5分)

  1. 髪全体を低い位置でゆるくひとつ結びにする
  2. 結び目の上の髪を左右に分け、隙間を作る
  3. 結んだ毛束を上から下に通し、内側にくるりと巻き込む
  4. 毛先をヘアピンで固定し、全体の形を整える

仕上げに無香料のヘアスプレーで軽く固定すると、長時間崩れにくくなります。

🛠️ まとめ髪に必要な道具

  • 黒色のヘアゴム(2〜3本)
  • 黒色のヘアピン(5〜6本)
  • ブラシまたはコーム
  • 無香料のヘアスプレー(崩れ防止用)

💡 崩れにくくするコツ:まとめ髪を作る前に、髪質が柔らかい方や毛量が多い方は無香料のワックスを少量つけておくとまとめやすくなります。

どのアレンジもシンプルで控えめな印象を心がけることが大切です。複雑な編み込みや華やかなアレンジは避け、清潔感と品位を重視したスタイルを選びましょう。

葬儀参列時のメイクについては「葬式・通夜のメイクマナー|すっぴんNGの理由と片化粧のやり方」で詳しく解説しています。

パーマ・くせ毛のロングヘアをまとめるコツ

パーマやくせ毛のロングヘアは、そのまままとめると毛先が広がって華やかな印象になりやすいため、工夫が必要です。

🔧 パーマ・くせ毛ロングの対処法

  • お団子やシニヨンにして毛先を内側に隠すのが最も確実
  • まとめる前に無香料のジェルやワックスで毛先のカールを抑える
  • ヘアネットを使って毛先が飛び出さないように固定する

自然なウェーブ程度であれば低い位置で結ぶだけでも問題ありませんが、強いパーマで毛先がくるくるしている場合は、シニヨンやギブソンタックで毛先を完全に隠すスタイルがおすすめです。


ショートヘアの葬式での髪型マナー

ショートヘアの場合、髪が顔にかからなければ特別なアレンジは必要ありません。自然なスタイルのままで十分ですが、清潔感を保つための基本的な整え方を覚えておきましょう。

耳かけスタイルと前髪の処理方法

ショートヘアで最も簡単で効果的なのが耳かけスタイルです。サイドの髪が顔にかかる場合や、少し長めで邪魔に感じる場合に有効です。

耳かけスタイルのポイント

  • 自然に耳にかけるだけで清潔感がアップ
  • 両耳にかけるか片側だけかは、髪の長さに合わせて調整
  • 耳かけだけでは落ちてしまう場合は、小さな黒いヘアピンで軽く固定

前髪の処理も重要です。お辞儀の際に前髪が顔にかからないよう、適切に整えておきましょう。

🎯 前髪の長さ別対処法

  • 短い前髪:少量のワックスで軽く整える
  • 長い前髪:サイドに流すか、ヘアピンで固定
  • 伸びかけの前髪:分け目を変えて目にかからないよう調整

整髪料を使用する場合は無香料か香りが弱いものを選び、つけすぎないよう注意しましょう。

ヘアピンを使った整え方

ショートヘアでも、部分的に気になる箇所はヘアピンを使って整えることができます。

📌 葬儀用ヘアピンの選び方

  • 黒色で光沢のないものを選ぶ
  • 小さめのサイズで目立たないもの
  • 装飾やラインストーンがついていないシンプルなもの

ヘアピンは最小限の使用に留め、あくまで髪を整えるためのものとして使いましょう。過度に使用すると、かえって目立ってしまいます。短めのショートヘアでも、襟足が跳ねている場合やサイドが広がっている場合は、軽いワックスやヘアスプレーで整えておくと良いでしょう。何より大切なのは清潔感のある自然な仕上がりです。


葬式でNGな髪型|ハーフアップ・ポニーテール・後れ毛がダメな理由

長さ別の推奨スタイルを確認したところで、葬式で避けるべきNGな髪型も押さえておきましょう。葬儀の髪型には**「耳より上は慶事、耳より下は弔事」**という基本ルールがあり、これに反するスタイルはマナー違反とみなされます。

ハーフアップがNGな理由

ハーフアップは葬儀の場にはふさわしくないとされています。

ボブやミディアムの方が「まとめきれないからハーフアップにしよう」と考えるケースがありますが、ハーフアップは耳より上の位置で髪をまとめることになるため、弔事のルールに反します。また、束ねた毛先がハネて華やかな印象になりやすく、下ろしたままの後ろ髪がお辞儀の際に垂れ下がることもあります。

まとめきれない長さの場合は、ハーフアップではなく黒色のヘアピンでサイドを固定する方法で対処しましょう。

高い位置のポニーテール・お団子・編み込みがNGな理由

避けるべき髪型とその理由:

NGな髪型避けるべき理由
高い位置のポニーテール華やかな印象を与え、慶事を連想させる
高い位置のお団子同上。結ぶ位置は必ず耳より下にする
編み込み・三つ編み手の込んだおしゃれな印象が出てしまう
二つ結び幼稚・カジュアルな印象を与える

なお、生まれつきの天然パーマを矯正する必要はありませんし、地毛が黒以外の色の方が無理に染める必要もありません。

後れ毛・おくれ毛を出すのはNG

普段のまとめ髪では後れ毛を出してこなれ感を出すスタイリングが人気ですが、葬儀では後れ毛を出すのはNGです。

後れ毛やおくれ毛は華美な印象を与え、「おしゃれを意識している」と受け取られかねません。まとめ髪を作る際は毛先や後れ毛をすべてピンで留め、すっきりとまとめることが大切です。

💡 髪をまとめた後は、鏡で後れ毛が出ていないか確認し、気になる箇所は黒色のヘアピンで押さえましょう。


男性の葬式・葬儀の髪型マナー

男女問わず葬儀に参列する場合は、身だしなみはとにかく清潔感が重要です。寝癖がついていたり、不潔に思われてしまう髪型は周囲から白い目で見られてしまうかもしれません。

基本マナーと整髪料の使い方

男性の葬儀髪型は清潔感のある短髪が理想的ですが、わざわざ葬儀のために髪を切る必要はありません。現在の髪型を基本に、清潔感を重視して整えることが大切です。

🎯 基本マナーのポイント

  • 目と耳に髪がかからないよう整える
  • 前髪は横に流すかオールバックにする
  • 整髪料は必要最低限で使用する
  • 香りの強い整髪料は避ける

整髪料はワックスでもジェルでも必要最低限の量だけを使用し、髪がテカってしまわないよう気をつけましょう。つけすぎると、目立ってしまったり逆に不潔に思われてしまう可能性があります。

ワックスやジェルを指先にとったら、両手をこすり合わせるようにして手のひら全体にのばし、毛先に揉み込むようにつけると薄く均等につけられます。最後に頭頂部を手のひらで押さえて、切れ毛が目立たないようにします。

パーマ・ロングヘア・薄毛の対処法

パーマヘアの男性は、可能であれば整髪料でまっすぐに見えるよう髪の毛を流して固めておくことをおすすめします。無香料のワックスやジェルでパーマを抑え、サイドをすっきりとさせ、トップもできるだけ抑えるようにしましょう。地毛の自然なウェーブなら整えなくても問題ありませんが、気になるなら整えておくのが無難です。

ロングヘアの男性は、髪をすべて後ろへ流してオールバックにし、ヘアゴムなどで結んでいけばマナー違反となることはありません。結ぶ位置は耳の中央より低い位置にし、ヘアゴムは黒や濃紺など目立たない色を選びましょう。

薄毛の方は自然な見た目を保つことが最も重要です。無理に隠そうとして不自然なヘアスタイルにするよりも、清潔感のある自然な髪型を選ぶことが周囲からの印象も良くなります。何より自然で清潔感のある印象を与えることが最も重要であり、礼節をわきまえた参列者としての姿勢が周囲に与える印象ははるかに大きいです。

整えられたひげであれば生やしていても問題ありませんが、無精ひげは避けるべきです。突然の訃報で準備が間に合わない場合は、コンビニなどでカミソリを購入して整えることもできます。

男性の服装マナーについては「葬式・葬儀の服装と持ち物【男性版】正喪服・準喪服・略喪服の選び方」も参考にしてください。


葬式の髪色マナーと黒髪スプレーの使い方

マナー違反にならない髪色の基準

葬儀に参列する際、髪色は基本的に黒髪が理想的です。服装や頭髪ともに黒色の人ばかりが集まる中で、髪色が違うと浮いてしまうため、時間に余裕があるなら黒く染めておくほうが良いでしょう。

葬儀で問題ない髪色

  • 自然な黒髪
  • ダークブラウン(暗いところで黒髪に見える程度)
  • 自然な白髪(高齢者の場合)
  • 地毛が黒以外の色(外国人など)

避けるべき髪色

  • 金髪に近い明るい色
  • 赤色や青色などの派手な色
  • 明るいブリーチカラー
  • 目立つインナーカラー

⚠️ 注意:男性の髪色は女性よりも厳しく見られる傾向があるため、特に気をつけましょう。

インナーカラー・メッシュなど部分カラーの対処法

近年はインナーカラーやメッシュなど、部分的に明るい色を入れている方が増えています。全体が暗い色であっても、お辞儀や焼香の際に髪がめくれてインナーカラーが見える可能性があるため、対処が必要です。

🔧 部分カラーの対処法

  • まとめ髪にしてカラー部分を内側に隠すのが最も手軽
  • 隠しきれない場合は黒髪スプレーでカラー部分のみをカバーする
  • インナーカラーがうなじ付近にある場合、お団子やシニヨンにすると隠しやすい

「まとめれば見えないから大丈夫」と油断しがちですが、焼香で深くお辞儀をした際や、風でめくれた際に見えてしまうこともあります。確実に隠したい場合は黒髪スプレーの併用がおすすめです。

黒髪スプレーの選び方・おすすめ商品と使用時の注意点

急な葬儀で髪を染める時間がない場合、黒髪スプレーは非常に有効な解決策です。コンビニや薬局で購入でき、シャンプーで簡単に落とせるため、一時的な対処として最適です。

おすすめ商品と価格比較

商品名容量参考価格特徴
パルティ ターンカラースプレー ナチュラルブラック80g530円前後無香料・トリートメント成分配合
ギャツビー ターンカラースプレー ナチュラルブラック60g480円前後ショートヘアにおすすめ・微香性(シトラス系)
フレッシュライト 髪色もどしスプレー ナチュラルブラック85g500円前後容量多め・耐水性あり

※価格は販売店により変動します。

💡 選び方のポイント

  • 葬儀の場では香りを避けるため、無香料タイプを優先する
  • ギャツビーは微香性(シトラス系)のため、香りが気になる方はパルティがおすすめ
  • 髪の長さに応じて容量を選ぶ(ロングヘアは80g以上推奨)

🔧 正しい使用方法

  • スプレーする部分から15〜20cm離して均等にスプレーする
  • 屋外や換気の良い場所で使用する
  • 乾燥後に軽くブラッシングして自然な仕上がりにする
  • 服装を整える前に使用し、服に付着しないよう注意する

⚠️ 使用時の注意事項

  • 髪が濡れている状態では使用しない
  • つけすぎると不自然な仕上がりになる
  • 雨天時は耐水性の高い商品を選ぶ
  • 使用後は必ずシャンプーで洗い流す

葬儀で使えるヘアアクセサリーの選び方と避けるべきもの

使用可能なヘアアクセサリーの条件と選び方

葬儀の場では光り物が嫌われると言われるように、ヘアアクセサリーもなるべく余分につけないよう意識しましょう。ある程度髪が長い人は髪型を整える必要がありますが、その際のアクセサリー選びも重要です。

葬儀で使用可能な条件

  • 黒一色であること
  • 艶や光沢がないこと
  • シンプルで地味なデザインであること

アクセサリー別の選び方

アイテム選び方のポイント使用可否
ヘアゴム黒色で目立たないシンプルなもの
ヘアピン黒色で光沢がなく装飾のないもの
バレッタ黒一色・艶なし・地味なデザイン
バナナクリップ黒色でシンプルなデザイン
ヘアネット黒色のシンプルなもの
シュシュ控えめなもののみ可(大きすぎはNG)

アクセサリーの選び方で迷った場合は、葬式のピアスは必要?パール・ネックレスのマナー完全ガイドも参考にしてください。

避けるべきアクセサリー

使用を避けるべきもの

  • カチューシャ(カジュアルな印象になる)
  • ラインストーンや装飾が付いたもの
  • 明るい色のアクセサリー
  • 光沢のある材質のもの
  • 金色や銀色のヘアピン
  • 大きすぎるシュシュやリボン

💡 迷った場合は、より控えめなスタイルを選ぶことで故人への敬意を示すことができます。「これは派手すぎるかも」と感じたアクセサリーは使用を避け、最もシンプルな黒のヘアゴムやヘアピンを選ぶのが無難です。


美容院での葬儀用ヘアセット|料金相場と当日予約のコツ

自分で髪型を整えるのが難しい場合や、確実に上品な仕上がりにしたい場合は、美容院での葬儀用ヘアセットを利用することをおすすめします。プロの技術により、長時間崩れにくく、厳粛な場にふさわしい髪型に仕上げてもらえます。

依頼方法と料金相場

美容院で葬儀用のヘアセットを依頼する際は、予約時に「葬儀参列用のヘアセット」と明確に伝えることが重要です。

📝 依頼時に伝えるべきポイント

  • 参列する関係性(親族・知人・同僚など)
  • お辞儀が多いため髪が顔にかからないようにしたい
  • シンプルで落ち着いた印象にしたい
  • 長時間崩れにくいスタイルにしたい

葬儀用ヘアセットの料金相場

サービス内容料金相場所要時間
ヘアセットのみ3,000円〜5,000円30分〜45分
ヘアセット+簡単メイク6,000円〜8,000円60分〜90分
早朝料金(追加)+1,000円〜2,000円

「結婚式用のヘアメイクを行っているサロン」であれば、葬儀用のヘアセットにも対応可能です。メニューに明記されていなくても、葬儀参列の旨を伝えれば、マナーに合わせたヘアスタイルを提案してもらえます。

⚠️ 注意:QBハウスやカットファクトリーなどの低価格カット専門チェーンでは、本格的なヘアセット(まとめ髪・アップスタイル)には対応していません。簡単なスタイリング程度は可能ですが、葬儀用の丁寧なヘアセットには専門の美容院を利用しましょう。

急な葬儀での当日予約術

突然の葬儀で時間がない場合でも、美容院を利用する方法があります。

🚨 緊急時の予約術

  • ホットペッパービューティーなどの予約サイトで「当日予約可」で検索
  • 電話予約で「葬儀のための緊急対応」と事情を説明
  • 個人経営の美容室の方が融通が利く場合が多い
  • 駅近・駅ナカの美容院アトリエはるかなど)は当日対応に慣れている

地域や時間帯によって差がありますが、事情を説明すれば対応してもらえることが多いです。

どうしても美容院の予約が取れない場合は、黒髪スプレーヘアピン・黒ゴムを事前に用意しておき、セルフアレンジで対応しましょう。急な葬儀での服装準備については「喪服レンタル当日・即日対応ガイド|おすすめ店舗・料金比較」も参考になります。


法事の髪型マナー|葬儀との違いと四十九日・一周忌以降の緩和

葬儀と法事では、同じ弔事でも厳粛さの度合いに違いがあります。葬儀は故人との最後のお別れの場としてより厳格なマナーが求められる一方、法事は故人を偲ぶ場として多少の緩和が見られます。

葬儀と法事の髪型マナーの違い

項目葬儀法事
厳格さ非常に厳格やや緩やか
アレンジの自由度低いやや高い
ヘアアクセサリーの色黒色のみ黒・紺・グレーなど

四十九日・一周忌での髪型

各法要での適切な髪型の厳格さは、時間の経過とともに段階的に緩和されます。

四十九日法要は故人の死後49日目に行われる重要な法要で、葬儀に近い厳格さが求められます。ロング・セミロングの方は低い位置でのひとつ結びやシンプルなお団子、ボブ・ショートの方は耳かけスタイルで整えましょう。

一周忌は四十九日よりはやや緩和されますが、依然として清楚さが重要です。ギブソンタックなどの上品なアレンジや、低い位置でのハーフアップ(高い位置は避ける)も許容されます。

三回忌以降の髪型の緩和と法事特有のポイント

三回忌(2年後)以降は、時間の経過とともに徐々に厳格さが和らぎます。三回忌では品位を保ちつつ多少のアレンジが可能になり、七回忌以降はより自然なスタイルが許容されます。十三回忌以降は、一般的なフォーマルな髪型であれば問題ありません。

⚠️ 注意:宗派や家族の意向によってマナーの厳格さは異なります。格式高い家庭や寺院での法要では、葬儀と同程度の厳格さが求められることもあります。

法事では葬儀ほど長時間の正座や焼香の動作がないため、髪型が崩れにくい工夫をすれば十分です。ボブヘアの場合は七回忌以前でも耳にかける程度で問題ないことが多いですが、後ろでまとめるとより丁寧な印象になります。ヘアアクセサリーは黒・紺・グレーなどの落ち着いた色が使用可能です。

💡 髪型の選択に迷ったら、より控えめで厳格な方向に寄せておくことが無難です。特に故人との関係が近い場合や、格式を重んじる家庭の法要では、葬儀と同程度の厳粛さで臨むことをおすすめします。

まとめ

葬儀・法事での髪型は「清潔感」「控えめさ」「お辞儀の邪魔にならない」の3点が基本です。ロングヘアをおろしたままの参列は避け、必ず低い位置でまとめ髪にしましょう。ボブヘアの方は、顔にかかる長さなら黒色のヘアピンで固定するか簡単なお団子スタイル(5分程度)で対応できます。ハーフアップや高い位置でのポニーテール、後れ毛を出したアレンジはNGです。男性は清潔感を重視し、長髪の場合は後ろでまとめることが大切です。

急な葬儀で準備が間に合わない場合は、黒髪スプレー(500円前後)で髪色をカバーするか、美容院での葬儀用ヘアセット(3,000円〜5,000円)を利用しましょう。当日予約も電話で事情を説明すれば対応してもらえることが多いです。法事は葬儀より若干緩やかですが、基本的なマナーは同じです。迷った場合はより控えめなスタイルを選ぶことで、故人やご遺族への敬意を示すことができます。

よくある質問

葬儀にパーマヘアで参列しても大丈夫?

自然なパーマであれば問題ありませんが、整髪料でボリュームを抑え、できればまとめ髪にして華やかな印象を避けましょう。強めのパーマはお団子やシニヨンで毛先を隠すのがおすすめです。

前髪が長くて目にかかる場合はどうすれば?

黒色のヘアピンでサイドに流すか、無香料のワックスで整えて目にかからないようにしてください。

法事と葬儀で髪型のマナーは違う?

基本は同じですが、法事では若干緩やかになります。四十九日は葬儀に近い厳格さが必要ですが、三回忌以降は徐々に緩和されます。

白髪を黒く染める必要はある?

高齢者の自然な白髪は問題なしです。明るく染めた髪は黒髪スプレー(500円前後)でカバーしましょう。

子供の髪型にも注意が必要?

子供の髪型も大人と基本的なマナーは同じです。長い髪は黒いゴムやピンでまとめ、前髪はお辞儀で落ちてこないように整えましょう。派手な色の髪飾りは避け、シンプルな黒のヘアゴムを使用します。小さな子供はピンをいじって落としてしまうことがあるため、しっかり留まるタイプのスリーピンが安心です。制服で参列する場合は、学校の身だしなみ規定に準じた髪型であれば問題ありません。

ロングヘアをおろしたまま参列できる?

NGです。必ず低い位置でまとめ髪にしてください。ひとつ結び(2分)、お団子(3分)、ギブソンタック(5分)など、簡単にできるアレンジで対応できます。

美容院でのヘアセット料金はいくら?

3,000円〜5,000円が相場です。早朝は+1,000円〜2,000円の追加料金がかかる場合があります。

急な葬儀で黒髪にできない場合は?

黒髪スプレー(500円前後)で一時的にカバーできます。コンビニや薬局で購入可能で、シャンプーで落とせます。

ハーフアップで葬儀に参列してもいい?

基本的にNGです。ハーフアップは耳より上の位置でまとめるため慶事向きのスタイルとされています。まとめきれない長さの場合は、ヘアピンでサイドを固定する方法がおすすめです。

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