家族葬や直葬で葬儀を済ませたものの、「故人の友人や知人にもお別れの機会を作ってあげたい」「でも、何から準備すればいいのか分からない」と悩んでいませんか?
近年、葬儀の簡素化が進む一方で、お別れ会・偲ぶ会の需要は高まっています。2023年の調査では、4人に1人(25.4%)が「お別れ会に興味がある」と回答しており、葬儀に参列できなかった方々にとって、故人を偲ぶ貴重な機会となっています。
この記事では、豊富な実例とデータに基づいて、お別れ会・偲ぶ会の式次第と進行方法から2ヶ月前からの準備チェックリスト、形式別・規模別の費用相場(50万〜300万円)、会場選びのポイントまで、開催に必要なすべての情報を詳しく解説します。
この記事を読むことで、計画的な準備の進め方が分かり、予算に応じた適切な選択ができるようになります。自分で企画する場合も業者に依頼する場合も、それぞれのメリットと具体的な手順を理解できるでしょう。
お別れ会・偲ぶ会は、宗教的な制約が少なく、故人の人柄や希望に合わせた自由なセレモニーを創ることができます。適切な準備と心配りで、参加者全員の心に残る、温かいお別れの場を実現しましょう。
お別れ会・偲ぶ会とは|葬儀との違いと特徴
葬儀とは別に、故人を偲ぶため知人や友人を招いて開催されるお別れ会・偲ぶ会。近年は葬儀が家族葬や直葬など縮小傾向にあるなか、より自由な形で故人との最後の時間を共有する機会として注目されています。
葬儀と異なる偲ぶ会の位置づけと役割
葬儀と偲ぶ会の最も大きな違いは、その目的と時間的余裕です。
📌 葬儀の主な目的:
- 故人の旅立ちを見送る宗教的な儀式
- 喪主や遺族が主体となる場
- 亡くなってから数日以内に執り行う
📌 お別れ会・偲ぶ会の主な目的:
- 故人との思い出を共有する場
- 参加者全員が主体的に関わる
- 計画的に開催し、ゆっくり故人を偲べる
葬儀は突然の訃報に対応できない参列者も多く、進行も慌ただしいのが現状です。一方、お別れ会・偲ぶ会は計画的に開催されるため、より多くの人が参加でき、ゆっくり故人を偲ぶ時間を持てます。
社葬・団体葬との関係性
社葬や団体葬もお別れ会・偲ぶ会と同様の位置づけです。会社や組織が主催し、公式性・格式性が比較的高く、参加者の範囲が組織に関連する人々に限定される傾向があります。近年ではカジュアルな社葬やハイブリッド形式(対面とオンラインの併用)も増えています。
宗教的な制約がない自由度の高いセレモニー
お別れ会・偲ぶ会が葬儀と大きく異なる点は、宗教的な儀礼に縛られない自由度です。
葬儀では故人の宗教・宗派により式の形式が決められ、僧侶や神職など宗教者が参加し、焼香や読経など宗教的な儀式が中心となります。
一方、お別れ会・偲ぶ会では宗教的な決まりに関係なく自由にプログラムを構成でき、故人の人柄や好みに合わせた内容を取り入れられます。この自由度の高さが、結婚式と披露宴の関係に似ています。
直葬・火葬式と組み合わせるメリット
葬儀の簡素化が進む現代において、直葬(火葬式)とお別れ会の組み合わせは実用的かつ意義のある選択肢です。
📌 組み合わせのメリット:
- 葬儀の負担(経済的・心理的・時間的)を軽減
- 急な訃報に対応できなかった人も後日参加可能
- 遺族も落ち着いた状態で故人を偲べる
- 故人の希望に沿った個性的な「お別れ」を創出
この方法は、喪主や遺族の負担を減らしつつ、参列者の「ゆっくりお別れができなかった」という心残りを解消します。高齢化や核家族化が進む現代において、今後さらに一般的になるでしょう。
お別れ会・偲ぶ会の式次第と進行の流れ
お別れ会・偲ぶ会は宗教的な制約に縛られないため、故人や遺族の希望に沿った自由なセレモニーを創れます。
基本的な進行パターンと時間配分
全体の所要時間は約2〜3時間が目安です。
📊 基本的な時間配分:
| 項目 | 時間 |
|---|---|
| スタッフ・係の集合 | 開会の1〜2時間前(30分〜1時間) |
| 受付開始 | 開会の30分〜1時間前 |
| セレモニー | 30分〜1時間 |
| 会食 | 1〜1.5時間 |
| 閉会・見送り | 15〜30分 |
当日の進行をスムーズにするため、タイムスケジュール表を作成し、関係者全員で共有しておくことが重要です。
セレモニー形式の式次第例と解説
セレモニー形式は、葬儀や告別式に近い格式のある形式です。
📊 セレモニー形式の式次第(所要時間:約45〜60分):
| 時間 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|
| 3分 | 開会の辞 | 司会者による開会宣言 |
| 5分 | 主催者挨拶 | 遺族代表や主催者からの挨拶 |
| 1分 | 黙祷 | 故人を偲んで全員で黙祷 |
| 5分 | 経歴紹介 | 故人の生涯や功績の紹介 |
| 10〜15分 | 弔辞・追悼の言葉 | 関係者からの弔辞 |
| 5分 | 弔電・メッセージ紹介 | 参列できなかった方のメッセージ |
| 10〜20分 | 献花・献杯 | 参列者による献花または献杯 |
| 5分 | 遺族挨拶 | 感謝の言葉 |
| 2分 | 閉会の辞 | 司会者による閉会宣言 |
この形式は社会的に著名な方や多くの関係者がいる方のお別れ会に適しています。厳かな雰囲気の中で故人への敬意を示せる一方、参加者同士の交流時間は限られます。
会食パーティー形式の式次第例と解説
会食パーティー形式は、より和やかな雰囲気で故人を偲ぶスタイルです。
📊 会食パーティー形式の式次第(所要時間:約90〜120分):
| 時間 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|
| 5分 | 開会の辞と乾杯 | 司会者による開会宣言と献杯 |
| 30〜45分 | 食事タイム | 会食をしながらの歓談 |
| 20〜30分 | 思い出トーク | 故人との思い出を語り合う |
| 10〜15分 | 写真・映像上映 | 故人の思い出の写真や映像 |
| 15〜20分 | 参加者からの一言 | 希望者による故人への思い |
| 5分 | 遺族挨拶 | 感謝の言葉 |
| 3分 | 中締め | 関係者による中締め |
この形式は、故人が社交的だった場合や参加者同士の結びつきを強めたい場合に適しています。
ハイブリッド形式の式次第例と解説
ハイブリッド形式は、セレモニーと会食を組み合わせた形式で、最も一般的に選ばれるスタイルです。
前半でセレモニー(45〜60分)、後半で会食(60〜90分)を行う流れが基本です。異なる世代や関係性の参加者が混在する場合に特に効果的で、お別れの儀式としての厳粛さと、故人を偲ぶ交流の時間の両方を確保できます。
司会者の選び方と役割
📌 適切な司会者の選び方:
- 故人と親しい関係にあった方:故人のことをよく知る友人や同僚
- 話し慣れている方:スピーチや進行役の経験がある方
- 冷静に対応できる方:場の雰囲気をコントロールできる方
- 専門の司会者:お別れ会専門の司会者を依頼
司会者には事前に詳細な進行表を渡し、打ち合わせを行うことが重要です。
故人を偲ぶための効果的な演出アイデア
📌 効果的な演出例:
- メモリアルフォトコーナー:故人の人生を振り返る写真展示
- 思い出の品の展示:趣味や仕事に関連した品々
- 映像上映:故人の生涯をまとめた映像
- メッセージボード:参加者が自由に故人へのメッセージを記入
- 好きだった音楽の演奏:生演奏やBGM
- ゆかりの場所の写真や映像:故人が愛した場所の紹介
近年はデジタル技術を活用した演出も増えています。故人の人柄や好みに合わせて、故人らしさが感じられる演出を選ぶことが大切です。
偲ぶ会の準備手順|2ヶ月前からのチェックリスト
お別れ会・偲ぶ会を成功させるには、適切な準備期間と計画的な手配が不可欠です。十分な準備期間として約2ヶ月前からの計画が望ましいでしょう。
2ヶ月前からの準備チェックリスト
📋 2ヶ月前に取り組むべき準備:
- 業者への相談・打ち合わせ:葬儀社やお別れ会専門会社に相談
- 会場の選定と予約:参加予定人数に合った会場を確保
- 開催日時の決定:参加者が集まりやすい日時を選定
- 概算予算の設定:全体の費用感を把握し、会費制にするか検討
- 参加予定者リストの作成:案内を送る対象者をリストアップ
会場と日程の確保が最優先です。週末や大安などは予約が混み合うため、早めの手配が必要です。
1ヶ月前の具体的なタスク
📋 1ヶ月前に実施すべきこと:
- 案内状の作成と送付:必要事項を記載した案内状を発送
- プログラム内容の決定:式次第、進行内容の詳細を決める
- 司会者・弔辞担当者の依頼:適任者への依頼と内容確認
- 会場との詳細打ち合わせ:レイアウト、設備、飲食内容の確認
- 写真や映像資料の準備:故人の写真収集や映像編集
📋 3週間前:出欠状況の中間確認、当日の進行内容の詳細打ち合わせ、会場の下見
📋 2週間前:参加者への確認連絡、会場装飾の詳細決定、音響・映像機器の手配確認
直前1週間の最終確認事項
📋 1週間前の最終確認:
- 参加者の最終人数確認:キャンセルや追加を反映
- 座席表の作成:親族や重要な参列者の座席を確定
- 進行表の最終確認:タイムスケジュールの微調整
- 案内板や席札などの準備:必要な備品の確認
📋 前日まで:飲食の最終発注、配布資料の印刷、当日の役割分担の最終確認
📋 当日:会場設営と最終確認、受付準備、簡単なリハーサル
案内状の作成と送付のタイミング
📋 案内状に記載すべき内容:
- 会の目的(誰のお別れ会・偲ぶ会か)
- 開催日時・場所(アクセス方法も含む)
- 服装の指定(平服かフォーマルか明記)
- 会費の有無(または香典辞退の旨)
- 主催者の連絡先
- 出欠確認の返信方法と期限
📌 送付のタイミング:
- 一般的なお別れ会:開催日の2週間〜1ヶ月前
- 四十九日法要と合わせる場合:法要の1ヶ月前まで
- 一周忌と合わせる場合:命日の1〜2ヶ月前まで
案内状は紙の案内状を郵送するのが一般的です。返信期限の1週間前には未返信者への確認連絡を行うと、正確な参加人数を把握できます。
お別れ会・偲ぶ会の費用相場と予算計画
お別れ会・偲ぶ会を開催するにあたり、費用と予算の把握は重要な検討事項です。
形式別・規模別の費用相場
📊 形式別の費用相場:
| 形式 | 費用相場 | 備考 |
|---|---|---|
| セレモニー形式 | 50〜100万円 | 式典のみ、簡素な飲食を含む |
| 会食パーティー形式 | 80〜200万円 | 会場や料理のグレードにより変動 |
| ハイブリッド形式 | 100〜300万円 | セレモニーと会食の組み合わせ |
📊 規模別の費用相場:
| 規模 | 参加人数 | 費用相場 |
|---|---|---|
| 小規模 | 30名程度まで | 30〜100万円 |
| 中規模 | 30〜80名程度 | 80〜200万円 |
| 大規模 | 80名以上 | 150〜300万円以上 |
会場費・飲食費・演出費などの内訳
📊 主な費用項目と割合の目安:
| 費用項目 | 割合 | 具体的内容 |
|---|---|---|
| 会場費 | 20〜30% | 会場使用料、設備使用料 |
| 飲食費 | 30〜50% | 料理、飲み物、サービス料 |
| 演出費 | 10〜20% | 花、音響、映像、写真 |
| 印刷物・案内状 | 5〜10% | 案内状、プログラム、写真パネル |
| 返礼品・記念品 | 5〜15% | 参加者への品物 |
| 人件費・運営費 | 10〜20% | 司会者、スタッフ、業者手数料 |
50名規模のハイブリッド形式の例:会場費30万円、飲食費50万円、演出費20万円、印刷物8万円、返礼品12万円、人件費20万円で合計140万円(一人当たり約2.8万円)
参加者の会費設定の考え方
お別れ会・偲ぶ会では参加者から会費を徴収するケースが多くなっています。
📌 会費設定の基本:
- 実費相当額を基準にする
- 参加しやすい金額を考慮する(高すぎると参加者が減る)
- 遺族側の負担能力と相談する
一般的な会費の目安は、一人あたり5,000円〜20,000円です。本格的な料理提供なら15,000〜20,000円程度、簡易的な軽食なら5,000〜10,000円程度が目安です。
香典と会費の関係性
📌 基本的なルール:
- 会費制の場合は香典を辞退(二重の負担を避ける)
- 会費なしの場合は香典を受け取る
- いずれも案内状に明確に記載
会費制で香典を辞退する場合、案内状には「会費制となっておりますので、香典は固くお断りいたします」などと明記します。受付に「香典辞退」の掲示をし、受付担当者に対応方法を説明しておきましょう。
香典を受け取る場合の一般的な相場は1万円〜2万円程度です。
偲ぶ会の形式と種類|友人のみで行う小規模な会
お別れ会・偲ぶ会は形式や規模に応じて様々な場所で開催できます。
セレモニー形式の偲ぶ会の特徴
セレモニー形式は、厳粛な雰囲気を重視し、式次第に沿って進行します。司会者の進行のもと、開会の挨拶、黙祷、弔辞、献花などの儀式的な要素を行います。
社会的に著名な方や多くの関係者がいる方のお別れ会に適しており、厳かな雰囲気の中で故人への敬意を示せます。
会食パーティー形式の偲ぶ会の特徴
会食パーティー形式は、カジュアルな雰囲気で参加者同士の交流が主体です。レストランやホテルのバンケットルームなどを会場に選び、食事を共にしながら故人の思い出を語り合う時間を多く設けます。
故人が社交的だった場合や、参加者同士の結びつきを強めたい場合に適しています。
ハイブリッド形式(セレモニーと会食の組み合わせ)
ハイブリッド形式は最も一般的に選ばれるスタイルです。前半でセレモニー、後半で会食を行い、異なる世代や関係性の参加者が混在する場合に特に効果的です。
お別れの儀式としての厳粛さと、故人を偲ぶ交流の時間の両方を確保できます。
友人のみで行う小規模な偲ぶ会の実例
近年増えているのが、故人の友人たちだけで行う小規模な偲ぶ会です。家族葬や直葬の後に、故人と親しかった友人だけが集まって行うケースが多く見られます。
📌 実例:
- 故人の行きつけだった飲食店に友人10人ほどが集まり、思い出話をしながら故人の好きだった料理や飲み物を楽しむ(20〜40代で人気)
- 故人の趣味に関連した場所(釣りが趣味なら海辺、音楽好きならライブハウスなど)で友人たちが集まる
堅苦しい式次第よりも、故人との思い出の品を持ち寄ったり、思い出のエピソードを語り合ったりする自由な形式が好まれます。
お別れ会・偲ぶ会の会場選びのポイント
会場選びは参加者の満足度や予算に大きく影響するため、故人の人柄や遺族の希望を考慮しながら慎重に決定しましょう。
会場タイプ別の特徴と選び方
葬儀場:設備が整っており、スタッフの経験が豊富で安心感があります。遺影や祭壇の設置に適しており、葬儀と連続して行う場合に移動の手間がありません。ただし、予約状況の確認と飲食の制限の有無を事前に確認しましょう。
ホテル・レストラン:会食を中心としたプログラムを組みやすく、洗練された雰囲気で参列者をおもてなしできます。専用の個室やパーティールームを確保し、音響・映像設備の有無も確認しましょう。
特別な会場:屋外(公園・ガーデン)、船上、美術館・博物館、故人の思い出の場所など。天候による影響や設備の不足、必要な許可申請などを考慮する必要があります。
参加人数に応じた会場選定の基準
📊 参加人数別の推奨会場:
| 参加人数 | 推奨会場 |
|---|---|
| 20名以下 | 小規模な個室レストラン、小さな葬儀場の一室、自宅 |
| 21〜50名 | 中規模の葬儀場、ホテルの中宴会場、専用パーティールーム |
| 51名以上 | 大型葬儀場、ホテルの大宴会場、ホール |
参加人数を見積もる際は、親族は80〜90%、友人・知人は60〜70%程度の出席率と見込みます。
会場選びで押さえるべきチェックポイント
📋 会場選定のチェックポイント:
- アクセスの良さ(最寄り駅からの距離、駐車場の有無)
- バリアフリー対応(高齢者や障がいを持つ方への配慮)
- 設備の充実度(音響・映像設備、Wi-Fi環境)
- 控室の有無(遺族や関係者が休憩できるスペース)
- 飲食対応の可否(ケータリング、アレルギー対応)
- キャンセルポリシー(急な予定変更への対応)
会場別の費用相場と予算の組み方
📊 会場タイプ別の費用相場(30〜50名程度):
| 会場タイプ | 費用相場 |
|---|---|
| 葬儀場 | 基本料金5〜15万円+飲食費(1人3,000〜5,000円) |
| ホテル | 会場使用料10〜20万円+飲食費(1人5,000〜10,000円) |
| レストラン | 個室使用料0〜10万円+飲食費(1人4,000〜8,000円) |
| 特別な会場 | 使用料15〜30万円+設備・飲食手配費(要見積もり) |
平日や午前中など比較的空いている時間帯を選ぶことで、コストを抑えられる場合があります。
お別れ会・偲ぶ会の開催時期と準備スケジュール
適切な時期の選定と十分な準備期間の確保が重要です。
最適な開催時期の決め方
📌 一般的な開催時期:
- 葬儀から約1〜2ヶ月後:十分な準備期間を確保できる
- 四十九日の前後:故人の死を受け止め、心の整理をする時期
- 一周忌:故人が亡くなってから満1年目の節目
- 節目の時期:5年・10年などの区切り
一般的に、お別れ会は四十九日法要以前に、偲ぶ会は四十九日以降や一周忌などに開催される傾向があります。
49日・一周忌に合わせた開催のメリット
四十九日前後:故人の死を受け止める期間となり、葬儀に参列できなかった方々が改めてお別れをする機会になります。宗教的な儀式と組み合わせやすい時期です。
一周忌:年忌法要の中で最も重要とされる節目の法要と合わせられ、法要と組み合わせることで二度手間を避けられます。
命日が平日の場合は、参加者の都合を考慮し、命日より前の土日などに設定するのが一般的です。
準備から当日までの詳細スケジュール
📅 準備の流れ:
約2ヶ月前:業者への相談・打ち合わせ、会場の選定と予約、開催日時の決定
約1ヶ月前:案内状の作成、プランの演出決定、会場の調整、食事や返礼品の準備
約1週間前:最終打ち合わせ、参加者・人数確定、進行表・席次の決定
当日:事前準備・当日進行
お別れ会・偲ぶ会の準備と手配|自分で企画するか業者に依頼するか
お別れ会・偲ぶ会を成功させるには、適切な準備と手配が不可欠です。予算や時間的余裕、規模によって判断しましょう。
自分で企画する場合のチェックリスト
自分で企画する場合、費用を抑えられる可能性があり、故人の個性に合わせた細やかな演出ができます。
📋 主要なチェックポイント:
- 会場の選定と予約、設備確認
- 案内状の作成と送付、参加者管理
- 式次第の作成、司会者・弔辞担当者の依頼
- 遺影や写真の準備、記帳台・芳名帳
- メニューの選定、アレルギー確認
- 受付、会場設営、進行管理の役割分担
業者に依頼する場合の選定基準
業者に依頼する場合、専門的なノウハウを活用でき、時間や労力を大幅に節約できます。
📋 選定基準:
- 実績と経験:過去の開催実績や口コミ評価
- サービス内容:提供範囲の明確さ、柔軟なカスタマイズ
- 費用の透明性:見積りの内訳、追加料金の条件
- コミュニケーション:対応の丁寧さ、返答の迅速さ
- 緊急時の対応:サポート体制、代替案の提案能力
お別れ会・偲ぶ会専門業者と葬儀社の違い
専門業者:セレモニーや演出に特化し、創意工夫を凝らした個性的なプランニングが強み。ホテル、レストラン、特別な会場など多様な施設に対応。
葬儀社:葬儀から一貫したサポートが可能で、宗教的な側面や慣習に関する知識が豊富。自社葬儀場や提携施設が中心。
セレモニー・イベント会社:幅広いセレモニー全般に対応し、洗練された演出やプログラム構成が強み。
業者依頼時の打ち合わせポイント
📋 確認すべき項目:
- 日時と会場、参加予定人数、予算の上限
- 希望する式次第や進行の流れ、演出や余興
- 飲食内容とサービス方法、装飾や花の手配
- 音響・映像機器の使用計画、記念品の有無
- キャンセル・変更の期限と条件、支払い方法
打ち合わせでは具体的なイメージを伝えることが大切です。故人の好きだったものや思い出の品、写真などを持参すると、業者も理解しやすくなります。
お別れ会・偲ぶ会に参加する際のマナーと持ち物
お別れ会・偲ぶ会に参加する際は、通常の葬儀とは異なるマナーや準備が必要です。
服装マナーの基本
お別れ会・偲ぶ会では案内状に「平服でお越しください」と記載されることが一般的です。平服とは、正式な喪服よりもやや格式を下げた、略喪服に相当する服装を指します。
基調は黒またはダークカラーを選び、華美な装飾や派手な色は避け、清潔感と品位を保つことを重視します。葬儀よりは柔軟ですが、普段着のようなカジュアルさは避けましょう。
詳しい服装マナーについては、お別れ会・偲ぶ会の服装マナー|平服とは?男女別コーディネート解説をご覧ください。
香典・お供えの金額相場と包み方
📌 香典の必要可否:
- 会費制の場合:香典は不要
- 香典辞退の記載がある場合:香典は不要
- 上記がない場合:香典を持参するのが一般的
一般的な相場は1万円〜2万円程度です。
📋 包み方:
- 不祝儀袋(黒白または銀の水引)を使用
- 表書きは「御霊前」「御仏前」「御香典」など
- 裏面には住所と氏名を記入
- 新札は避け、折り目のない札を使用
- お札は表を表にして包む
参加者が準備すべき持ち物リスト
📋 必須の持ち物:
- 案内状、香典(会費制でない場合)、ふくさ
- 数珠(宗教的要素がある場合)
- ハンカチ(白または地味な色)、黒のボールペン
📋 状況に応じて必要:
- 会費(会費制の場合)、メッセージカード
- 名刺(ビジネス関係の場合)、扇子(夏場)
バッグは黒または濃い色の小ぶりなものを選び、派手な装飾のあるものは避けます。
メッセージカードの書き方と例文
メッセージカードは、シンプルな白またはパステルカラーのカードに、黒のペンで簡潔で心のこもったメッセージを書きます。
📝 例文:
「○○さん、長い間本当にありがとうございました。いつも温かく見守ってくださったこと、心から感謝しています。どうぞ安らかにお眠りください。」
「○○さんとの楽しかった日々を思い出しています。これからもその思い出を大切にしていきます。」
「○○さん、共に働けたことを誇りに思います。教えていただいたことを胸に、これからも頑張ります。」
お別れ会・偲ぶ会に関するよくある質問
- 葬儀に参列できなかった場合の対応は?
-
お別れ会・偲ぶ会は故人との最後のお別れをする貴重な機会となります。到着後、主催者や遺族に「葬儀に参列できずに申し訳ありませんでした」と一言添えるのがマナーです。香典は会費制でない場合に持参します。
- 子供を連れて参加する場合の注意点は?
-
子供連れでの参加が可能かどうか、主催者に事前確認するのがベストです。参加する場合は、年齢に応じて会の意味を説明し、静かに過ごすための本やおもちゃ(音が出ないもの)を用意します。服装は派手な色や柄を避け、落ち着いた色を選びます。
- 急な訃報での対応方法は?
-
まず日時・場所・形式を確認し、できるだけ早く主催者に参加の意思を伝えます。適切な服装(平服指定の場合は黒や紺のスーツ、濃い色のワンピースなど)と香典を準備しましょう。
- オンライン参加の選択肢と方法は?
-
遠方に住んでいる方や健康上の理由で直接参加が難しい方のために、オンラインでの参加が可能なケースもあります。主催者に可否と方法を確認し、Zoomなどのツールを事前に確認しておきましょう。服装は実際に参加する場合と同様に整えます。
お別れ会・偲ぶ会まとめ
お別れ会・偲ぶ会は、葬儀とは別に故人を偲ぶための自由度の高いセレモニーです。式次第や進行は故人の人柄に合わせて柔軟に構成でき、準備は約2ヶ月前から計画的に進めることで、心のこもった会を実現できます。
費用は形式や規模により50万円〜300万円程度と幅があり、会費制にすることで参加者の負担を分散させるのが一般的です。会場は葬儀場、ホテル、レストランなど様々な選択肢があり、参加人数や予算に応じて選定します。
自分で企画するか業者に依頼するかは、時間的余裕や予算によって判断しましょう。参加者は平服での参列が基本で、会費制の場合は香典不要です。故人との最後の時間を大切に過ごすため、適切な準備とマナーを心がけましょう。

